無線LANが使える場合はもっと簡単にできるのですが、ここでは無線LAN環境が使えない場合のやりかたについて説明します。
最初にすること
AIBOセッションを開いているなら閉じてください。そして、Defart PCのメイン画面が表示されている状態にしてください。
メモリースティックを挿入して、ドライブ文字を記録する(初回のみ)
Windowsを使っているなら、メモリースティックがどのドライブとして認識されるか調べる必要があります。
パソコンに接続したメモリースティックリーダーにメモリースティックを挿入します。パソコンがメモリースティックを認識したら、マイコンピューターを開いてメモリースティックの(DやEといった)ドライブ文字を覚えておいてください。
(この作業は初回だけ必要です。次回からは必要ありません)
Defartのシステム設定でメモリースティックドライブを設定する(初回のみ)
Defart PCのメイン画面の左下にある(システム設定)ボタンを押してください。システム設定画面が表示され、右側の一番上に(memory stick)という項目表示されるはずです。
このときボタンは押さないで下さい。どうやらWindows版のバグでエラーとなってしまいます。押してしまってエラー画面が表れたら、左上の×を押してエラー画面だけ閉じてください。
(memory stick)ボタンの右側の文字領域を全て消して、先ほど覚えたメモリースティックドライブ文字(DとかEとか)を半角文字で入力してください。そして、ドライブ文字の直後にはコロン(:)を追加して下さい。
例えば、あなたのパソコンにメモリースティックを挿入したとき、Fドライブとして認識されたなら、ここで入力するものは(F:)となります。
入力できたら、左上の×をクリックしてシステム設定画面を閉じてください。
(この作業は初回だけ必要です。次回からは必要ありません)
AIBOセッションを開く
エントリ一覧から適切なもの(使用する機種が正しければ何でも構いません)を選び、プログラム一覧で実行させたいプログラムを選んで、セッションを開始します。
MoNet設定を選ぶ(初回のみ)
AIBOセッションを開くと、視覚設定や首モーション、MoNet設定が空欄のままになっています。視覚設定や首モーションは後で設定するとして、AIBOの動作に必要なMoNet設定を選んでおきます。
(MoNet設定)のボタンを押すと、メニューがあらわれて1つだけ選択できるようになっています。これを選んでください。
なお、MoNet設定は一度設定をAIBOに書き込めば、以後MoNet設定自体を修正しない限り次回以降何もしなくて構いません。
メモリースティックに書き込む
いよいよプログラムを(初回ならMoNet設定も)メモリースティックに書き込みます。
まず、右下の(メモリースティック書き込み)ボタンを押してください。このとき初回なら、まず、メニューの下から2番目の「MoNet設定を書き込む」を選んでください。
次に、もう一度(メモリースティック書き込み)ボタンを押して、「プログラムを書き込む」を選んでください。これで完了です。
不幸にも、「メモリースティックを挿入してください」とメッセージが表示されたなら、AIBO用のメモリースティックを挿入していないか、あるいは、メモリースティックドライブの設定が不完全です。後者であれば一番最初に戻って設定をやりなおしてください。
「違うロボット用のメモリースティックです。…」と表示されたら、たぶんAIBOセッションで選んだエントリ一覧の項目が間違っています。いったんAIBOセッションを閉じて、正しいエントリ一覧の項目を選んでください。
メモリースティックを抜く
メモリースティックに限らず多くの外部記憶装置では、遅延書き込みを行っています。つまり、今、データを格納したとしても、メモリースティックには何も書き込まれていないかもしれないのです。
もっとも安全な方法は、タスクバーの右側の通知エリアにある「ハードウェアの安全な取り外し」を選んで、メモリースティックリーダーを取り外すことです。