今日はOBのラシタ君が研究室を訪問してくれました。今回は勤務先のリクルート活動の一環での訪問です。
日本でも指折りの製造機器メーカーですので、社内の雰囲気や研修の内容など面白く、いろいろとお話を伺いました。
あいにく現役のゼミ生は帰郷中で話を聞けなかったのは残念だったのですが、会社が何を重視しているかについていくつかヒントをくれました。
あくまでラシタ君が勤務している中で読み取ったものですので、本当の会社の意図とは異なるかもしれませんし、彼の会社以外ではあてはまらないかもしれません。しかし、十分参考になると思います。
ラシタ君の挙げたポイントは5つありました。
その1つ目は性格(明るいこと)です。職場環境はとても楽しく皆明るい正確だそうです。納期前の厳しい状況でピリピリした雰囲気を健全な状態に保つのには、いたずらに悲観的にならない明るさを皆が意識しなければならないのではないでしょうか。
2つ目はチャレンジ精神です。彼が採用されたのはこの点が良かったからだろうと自己分析していました。会社の敷いたレールにそのまま乗らず、必要に応じて提案できる人間を求めているようです。
3つ目は卒業研究だそうです(!)。要するに自分で考えて自分の責任で行動し、最後までやり遂げた実績を見られるということで、必ずしも卒業研究でなければならない訳ではないようです。ですが、学生にとっては卒業研究をしっかりやっているかどうかが、能力を判断するのに手っとり早いのでしょう。
実際のところ面接のある4?6月では卒業研究は端緒についたばかりですので、自分の掲げたテーマに対してどの程度意識を持っているかが重要ですね。
4つ目は数的能力です。難しい数学ではなく簡単な足し算や引き算などが正確で早いかどうかということだそうです。実はもっと深い話を聞いたのですが、それはゼミの際にでも話しましょう。
最後の5つ目はソフトウェア開発に関してということですが、何かのプログラミング言語での経験を持っていることだそうです。どんな言語でもかまわないから自分の力でプログラムを作り上げることは、会社に入ってからも役に立つし、そういった経験を持っていることは重視されるようです。
4月からはラシタ君のアドバイスも参考にしながらゼミをやっていこうかと思っています。ゼミ生の皆さんも参考にしてはいかがでしょうか?
ちなみにラシタ君の給料はすでに私のそれを越えているようですよ。さすがですね。